留学体験記

森田 耕三 《助教》

森田 耕三
《助教》

Germany 2011

私は2015年4月よりタイ、バンコクのRajavithi Hospitalというところで、前任者から引き次ぎ、留学をしています。ここは開心術(冠動脈バイパス、大動脈手術含む)だけで年間600 – 700例の手術があります。その内容も成人心臓外科はもちろん、小児複雑心奇形手術、大動脈カテーテル治療、弁膜症における形成術などなど、様々な手術を行っており、新しいものも取り入れられています。その他、肺手術などなども行っています。基本的に手術中心の日々であり、現時点(2015年10月時点)で術者4割、助手6割といったところです。術者として執刀するときも、attending surgeonが手あらいをせずまかせてもらえる症例も徐々に増えてきており充実した日々が送れています。Attending surgeonはyoung staffも含めると8人であり、それぞれの外科医が留学も含め非常に経験豊富であり、学べることがたくさんあります。もちろん手術は毎日あるのですが、topic review、journal club、morbidity/mortality conferenceなどのconference(基本的に英語です)も非常に熱心に行っています。外科医が忙しいのはやはり日本と同じで、そんな中でもこちらのレジデントはconferenceでも十分準備をし、非常にしっかりしたプレゼンテーションを行い、その能力の高さを伺わせます。それに対しスタッフも皆、conferenceでも常に発言し、若手の教育の義務(もちろん手術においても)を自覚してる様は、今後自分も見習っていかなければいけないと思っています。
仕事としては、上記のようにタイの心臓外科のleading hospitalに相応しい、質、量ともにしっかりしたものですが、タイの人たちはイメージどおり基本的に明るく親しみやすいです。言葉の問題(英語は通じますが、僕自身の語学力の問題・・)はありますが、タイの人たちのそういう明るさに助けられてるところが多くあります。そういったところも含めこちらにいる間に多くのことを学びたいと思っています。

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