教授挨拶

新浪博士

新浪博士 教授

2007年4月に埼玉医科大学国際医療センターの開院に伴い、埼玉医科大学病院よりさらに高度な医療を提供すべく、心臓病センターが移動となりました。開院と同時に心臓血管外科教授として赴任し、9年が経ちました。多くのスタッフの協力のもと、全力で患者様の治療に当たって参りました。

当科では、成人の心臓血管外科領域の治療を行っており、治療を行っている疾患や手技は多岐に渡り、それぞれに特化した高度な専門知識を有する医師がおります。『患者様にとって体の負担が少ない低侵襲な治療』を常に考え、冠動脈バイパス術においては約97%以上が人工心肺を使用しない、オフポンプバイパス術で行っており、また弁膜症においては、可能な限り低侵襲で行う事を目標としております。僧帽弁形成術においてはMICS手術を、大動脈弁狭窄症に対しては、経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)を本邦ではいち早く取り入れております。さらに、大動脈疾患に関しては、本邦ではいち早くハイブリット手術室を完備し、多種多様な疾患に対応しております。2010年7月に国際医療センターは心臓移植実施施設として認定を受け、全国9施設の仲間入りをし、これまでに埼玉医科大学として5例心臓移植手術を行いました。重症心不全や心臓移植適応の患者様に対しては、植込み型補助人工心臓装着術も積極的に行っております。患者様の状態やニーズに対応出来るよう、高度医療機器を揃えた施設の充実に加え、心臓内科や集中治療科、心臓リハビリテーション科、MEサービス部、看護師等の多くのコメディカルスタッフと共に治療に携わっております。

若手医師の教育においては、県内だけでなく他県に渡り様々な病院とも連携をとり、教育システムを構築しております。代表的な循環器疾患の診断とその外科的適応、外科的治療を学び、基本的な臨床能力を身につけさせた上で、豊かな教養を兼ね備えた医療人として、社会に幅広く活躍できる素質を身につけられる心臓血管外科医を養成出来るよう研修プログラムも組んでおります。また、他科との勉強会、DryLabo,WetLaboなども定期的に行っております。
海外留学へも行っていただき、多くの経験を積んで、帰国後は身につけた知識と経験を発揮し、様々な分野で活躍して頂きたいと思っております。

医療業界を取り巻く環境は、時代の流れと共に変革を余儀なくされ、多くの課題に直面しています。しかし、そういう時代だからこそ『最高の医療を提供する』と言う信念を持ち続け、患者様に寄り添った医療を提供して行きたいと考えております。その為には、日々進歩する技術や知識をアップデートして行き、医師それぞれが切磋琢磨していく必要があります。その情熱とポテンシャルを持ち続ける環境が当科にはあり、さらにその技術を最大限に発揮する事の出来る豊富な手術数により、最高の医療を提供し続けて行きたいと思っております。

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